お知らせ
親知らず
親知らず
親知らずとは?
上下左右一番奥に生える歯です。
ある人もいればない人もおり、退化傾向と言われています。
奥歯なので磨きにくく生え方によっては7番目の歯の虫歯の原因となったり、歯ぐきの炎症や膿の袋をつくったりすることもあります。
親知らずの生え方
- 真っ直ぐ生えているもの
- 斜めに生えているもの
- 歯ぐきに埋まっているもの
- 骨の中で膿の袋をつくっているもの
親知らずの抜歯をお勧めする場合
以下のケースは、親知らずの抜歯をおすすめします。
- 親知らずが歯茎からでてしまっている場合
- 手前の歯を虫歯にしてしまっている場合
- 噛み合わせに影響する、歯並びを崩す原因となっている場合
- 矯正治療前で親知らずの抜歯が必要と判断した場合
歯は年齢とともに抜きにくくなります。今は痛くなくても、歯茎からでた親知らずは磨きにくいため、いつかは炎症を起こし抜歯する必要がでてくるものがほとんどです。
逆に、以下のケースは親知らずの抜歯をしなくてもいいことがあります。
親知らずの抜歯をしなくてもいい場合
- 完全に生えていてかみ合っている場合
- 完全に埋まっていて膿の袋を作っていない場合
提携病院をご紹介する場合
口腔外科としての経験から、当院では対応できる範囲は広いですが、以下のケースは、提携病院をご紹介します。
- 神経と近接している場合
- 全身麻酔でないと危険と判断した場合
- あまりにも深いところに生えている場合
- 神経に根が絡んでいる場合
- 口があかない場合
- 妊娠中
- 全身状態が不良な場合
親知らず抜歯の流れ
レントゲン撮影
親知らずが生えている位置を正確に確認するために、レントゲン撮影をします。必要があれば3次元的に精査CT撮影させていただく場合もあります。
状況のご説明
撮影したレントゲンや口腔内診査の結果もとに、親知らず抜歯のタイミングや抜き方などについてご説明します。
抜歯当日
まず麻酔をして、治療中の痛みを感じないようにします。麻酔が十分に効いたところで、抜歯します。必要に応じて抜歯窩を縫います。
抜歯翌日
感染が生じないように、抜糸箇所を消毒します。
抜糸翌週
縫合した場合は、抜糸翌週に糸を抜きます。
抜歯後の注意点
腫れは歯の位置などで個人差があります。位置によっては1週間程度腫れが持続する場合もあります。
抜歯後は2~3日腫れや出血の防止のため、血流の良くなる行為(飲酒、運動、長湯)は避けていただきます。
また感染を防ぐために抗生物質は日数分飲みきるようにして下さい。痛み止めは痛い時だけで大丈夫です。
激しくうがいをすることで血餅(かさぶた)が剥がれドライソケットという症状がでることがあります。うがいは口に含んで出す程度にしてください。